【2025年春放送開始予定】「赤毛のアン」原作の新作アニメーション作品『アン・シャーリー』がどのような作品になるのか、簡潔にまとめてみました!

原作となっている「赤毛のアン」はどんな作品?

「赤毛のアン」は、カナダの作家 L・M・モンゴメリ が1908年に発表した小説です。
明るくて想像力が豊かな主人公が何度も苦境に立たされながら前向きに立ち向かい、成長していく姿を描いた不朽の名作です。

カナダ、プリンスエドワード島が舞台。のどかな田園風景が広がる自然豊かな孤児の少女アン・シャーリーが老兄妹マリラとマシュウに引き取られます。
新たな家庭で暮らし始めたことがきっかけで様々な人と出会い、その豊かな想像力を生かしながら周囲の人々の心を変えていく物語です。

これまでにもアニメーション作品を始め、舞台や実写映画、ドラマが制作されています。

「アン・シャーリー」は赤毛のアンをどう描くの?

1979年に高畑勲監督が手掛けた名作アニメ「赤毛のアン」以来の本格的再アニメ化、少女期から大人へと成長していくアンの姿を新たな解釈で描いていきます。

本作は青春ドラマとして位置付けられており、原作シリーズの第1~3巻(『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』)の内容を基にしています。

・「アンとマリラ・マシュウの家族の絆
・「アンとダイアナの友情
・「アンとギルバートのロマンス

という3つの柱に焦点を当てて、アンの成長過程を2クール(全24話)で丁寧に描いていく予定です。
情報元:eiga.com

物語は、11歳のアンがグリーン・ゲイブルズ(カスバート兄妹の家)にやって来るところから始まり、アンの少女時代から青春時代までを描きます。
原作小説『赤毛のアン』1冊分だけでなく、その後の『アンの青春』(アンが教師となる17~18歳頃)や『アンの愛情』(大学進学~恋愛期)までを一気に映像化する点で、過去の映像化作品とは一線を画します

どんな人たちが制作しているの?

  • 監督:川又 浩(かわまた ひろし)
    – アンサー・スタジオ所属のアニメーターで、本作で初の監督抜擢。過去の映像化作品にとらわれず原作を読み直し、自分なりのアン像を表現する意気込みを語っています。
  • シリーズ構成・脚本:高橋 ナツコ
    – 数々のアニメ脚本を手掛けてきたベテラン。全体の脚本統括として物語を再構築し、アンの成長物語を丁寧に紡ぎます。
  • キャラクターデザイン:土屋 堅一
    – アンサー・スタジオ所属。原作の雰囲気を大切にしつつ、現代的な感性でアンやダイアナ、ギルバートたちの魅力を描き出しています。
  • 音楽:大島ミチル
    – 国内外で評価の高い作曲家。オーケストレーションによる重厚かつ美しい劇伴で、物語の世界観を彩ります。
  • 音響監督:小泉紀介
    – 音響制作のベテラン。登場人物の繊細な感情を音響面から支えます。
  • 制作会社:アンサー・スタジオ
    – 『神之塔 -Tower of God-』第2期などを手掛けた実力派スタジオ。本作ではアニメーション全般を担当しています。

※この他、作画監督に渡辺裕二・斎藤直子、美術監督に工藤ただし、色彩設計に久力志保、撮影監督に齋藤真次といった方々が発表されています。

キャスト(主要キャラクターと声優)

  • アン・シャーリー(主人公の少女) – 井上ほの花
    新人ながら透明感のある声質で、想像力豊かで純真なアンを生き生きと演じます。
  • マリラ・カスバート(アンを引き取る老婦人) – 中村綾
    温かさと厳しさを併せ持つマリラの母性的な魅力を表現。
  • マシュウ・カスバート(マリラの兄で心優しい老紳士) – 松本保典
    ベテラン声優の落ち着いた演技で、寡黙だが深い愛情を持つマシュウを演じます。
  • ギルバート・ブライス(アンの同級生でライバルの少年) – 宮瀬尚也
    爽やかで芯のある演技で、アンと張り合い成長していくギルバートを担当。
  • ダイアナ・バーリー(アンの親友の少女) – 宮本侑芽
    親しみやすい声で、アンの「腹心の友」ダイアナの優しさと友情を表現します。
  • J・A・ハリソン(グリーン・ゲイブルズ隣家に越してくる偏屈な初老男性) – 太田光(お笑いコンビ「爆笑問題」)
    原作ファンである太田が、ひねくれ者だが憎めないハリソン役に挑戦。異色のキャスティングとして話題です。

 主演の井上ほの花さんは声優井上喜久子さんの実娘で、本作が初主演となることから若手の新鮮な演技にも注目が集まっています。
 また、太田光さんは「赤毛のアン」の大ファンとして知られ、出演が決まった際に「アンと会話できるなんて幸せ」とコメントを寄せています。

まだ映像は見れないの?

2025年2月初旬にキービジュアルとティザーPV(予告映像)が公開されています。

キービジュアルには、主人公アン・シャーリーと、親友ダイアナ、ライバルのギルバートの3人が物語冒頭より少し成長した姿で描かれています。
三人が舞台となるアヴォンリー村の自然の中、ピクニックへ向かう場面を切り取ったビジュアルで、キャラクターデザインを担当した土屋堅一氏自らが描き下ろしました。
アンの楽しげな表情、ダイアナの優しい笑顔、ギルバートの爽やかな横顔といった生き生きとした表現と、美しい緑の風景が印象的です。背景にはプリンスエドワード島の青い空と草原が広がり、物語の清々しい世界観を伝えています。

併せて公開されたティザーPVは約15秒の短い映像ですが、アンがグリーン・ゲイブルズで新生活を始める場面や、マリラやダイアナとの出会い、想像に耽るアンの表情などが垣間見える内容です(※公式サイトおよびNHK公式YouTubeで視聴可能)。

NHK アニメ「アン・シャーリー」公式サイトより

バックには大島ミチル氏による荘厳で心温まる音楽が流れ、アンのナレーションと思われる独白も収録されています。映像の最後には「2025年4月放送開始」のテロップが映し出され、新たなアンの物語の幕開けを予感させます。

今後、正式な本予告映像や主題歌情報、追加キャラクターのビジュアルなども公開されていくと見られます。

現時点では主題歌やオープニング映像の詳細は未発表ですが、ファンからは「世界名作劇場版(1979年)の『きこえるかしら』に匹敵する名曲になるか?」と期待の声も上がっています(※SNS上の反応より)。

公式サイトでは随時最新情報やPV第2弾などが更新される予定です。

どんな反響?

名作『赤毛のアン』の新作アニメ化というニュースは大きな注目を集め、発表当初からファンの期待は高まっています。

特に、爆笑問題の太田光さんがJ・A・ハリソン役で声優出演するというニュースは各メディアで話題になりました。
太田さん自身が「『赤毛のアン』は世界で最も重要な本だ」と語るほどの原作ファンであり、「アン・シャーリーと会話できる日が来るなんて、これを幸せと言わずに何と言うか」と感激のコメントを残しています。
この異例のキャスティングに、

「原作愛に溢れる太田さんならではのハリソン像に期待」
「芸能界きってのアン好きがどんな演技をするのか楽しみ」

といった声が上がっています。
(※コミックナタリー記事やSNSの反応より)

また、2025年3月9日開催の「超体験NHKフェス2025」**内で本作のスペシャルトークショーが行われることも発表されました。
このイベントには太田光さんもゲスト登壇し、第1話の一部先行上映が予定されています。
ファンにとって一足早くアンの物語を体験できる貴重な機会となり、応募開始直後から大きな反響を呼びました。
NHKホールでの開催ということで、かつて世界名作劇場などで育った世代から新世代のアニメファンまで、多くの応募が殺到しているとのことです。(NHKイベント情報より)

さらに、音楽担当が大島ミチル氏と発表されたことで、「音楽面でもクオリティに期待」「大島ミチルさんの作る『アン』のテーマ曲を早く聴きたい」と音楽ファンからの期待も寄せられています

公開されたビジュアルに対しては、「アンたちが可愛い!」「背景美術が美しい」「1979年版とはまた違う雰囲気でワクワクする」と好意的な反応がSNS上で多数見られました。原作の持つ普遍的な魅力と、新スタッフ陣による現代的なアプローチの融合がどう結実するか、放送開始を心待ちにするファンが多いようです。

最新の情報が知りたい!(参考文献:出典 一覧)

Wikipedia:「アン・シャーリー (アニメ)」 ja.wikipedia.org

以上のウェブページをはじめ、この他公式SNSなど様々な場所で最新情報を得ることができます!

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